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タマラのロマンス小説

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 アラビアンナイトに煌めいて 16 アラビアンナイトに煌めいて 18
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アラビアンナイトに煌めいて~高木裕里先生コミカライズ~

アラビアンナイトに煌めいて 17

 
 アラビアンナイトに煌めいて 16 アラビアンナイトに煌めいて 18
***


目覚めると背中は温かいものに包まれ、わたしの胸を愛撫している、がっしりとした両手があった。昨夜はラシードと何度も絡み合い、お互いの身体中にキスを浴びせた。

 朝の光が窓辺に差し込み緩やかな風が流れている。

 身体の向きを変えてラシードを抱きしめると、唇にキスをした。

「おはよう、ラシード」

「アラベラ、身体は痛くない?」

 鈍い痛みをお腹に感じたが、抱かれた証拠のように感じて大丈夫だと答えた。

「一緒に風呂に入ろう。今日は公務を休みにしたよ」

「休んでいいの?」

「一夜で僕が満足すると思ったのなら間違いだ」

 わたしの髪の毛を指で絡め取り、抱きしめられると幸せとともに、いつまでこんなことが続くのか不安になった。

 キスを交わすと雲のように浮かんだ不安が拡散される。

 今日だけはわたしのラシードでいて欲しい。

 抱きあげられてバスタブへ向かうと、このまま時が止ればいいのにと願った。

***
 夜、青い光が金の光と共に静かにまたたいている。

 すやすやと眠るアラベラをラシードはそっと抱き寄せた。何度抱いても抱き足りないのはどうしてだろう?

 しかも青い部屋で抱いている。
 
 宮殿の青い部屋は第一夫人、正妻のみがこの部屋に住むことが許される部屋で、本来ならばこういう使い方はしない。

 そう、アラベラと一緒に居ると僕の中の何かが狂い、かき乱される。

 例えば、あすの公務も休みにしようとか。

金色の髪が頬に、つんと尖った胸元に流れ、セクシーな印象を強めている。反抗的な言葉を放つ唇が愛らしい。

愛。僕の中に存在するのか分からないもの。理性、知性、権威、それらのものしか僕には求められていない。

母親も愛というものに無縁だった。ずっと母親に似ている性質を持っていると自分のことを判断していた。父親はモニールと出会ってからは他の女性には目を向けない。

金と権力、容姿に惹かれる美女達との関係を割り切って楽しんでいたが、アラベラはそういう女性ではない。

美女というより愛らしい雰囲気で、一生懸命だ。

アラベラは初めてだったが、なまめかしく、誰よりも僕を満たしてくれる。あどけないキスや恥じらいを示すしぐさ、そうかと思うと決意したかのように大胆で奔放にもなる。

セックスの合間に交わされる会話もそう。今まで笑ったことなどあまりないのに、アラベラと居ると声を出して笑ってしまった。

「・・・ラシード」

寝言で僕を呼んで抱きしめようとしている姿が愛しい。アラベラに対する感情をどう扱っていいのか分からない。

欲望のまま抱いて、まだ抱き足りない。

 何度抱けば満たされるのだろう。

 アラベラの何が僕を夢中にさせるのだろうか?

 頬にキスをするとアラベラは目覚めて僕は提案した。

「おはよう、アラベラ。ここ数年、休暇を取っていないから今日も公務を休みにするよ」

「いいの?あなたはシークなのよ。気持ちは嬉しいけれど心配だわ」

「出掛けたいところはある?どこへでも連れていくよ」

「あなたの側に居るのなら、どこでも構わないわ」

 紅潮した頬を眺めると、公務に専念出来そうにないと諦めた。女性が理由で公務を休んだことなど今までなかったのに、休む旨をスマートフォンで伝えると、アラベラを抱きしめ、その柔らかな胸を愛撫した。

 
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