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タマラのロマンス小説

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アラビアンナイトに煌めいて~高木裕里先生コミカライズ~

アラビアンナイトに煌めいて 3

 
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 商品を持っている男性達が列をなしている。商品を売るためだけに覚えた、数少ない上に、つたないアラビア語を話しながら商品を包む作業は忙しい。 

 お客様の波が途切れたときに額の汗をハンカチでそっと拭うと、黒のアバーヤを身にまとい、黒いヒシャブに黒いブルガを着けた女性が突進するかのように近づいてきた。

「あ、あなたは?」

 アラビア語で何かを懸命に話している。わたしの手を取り、何かを握らせると猛スピードで走り去った。

 目の端にはあの女性が居たのをおぼろげに思い出していたが、あそこまで思い詰めた表情で、わたしを見つめていたなんて想像もつかなかった。

 爆弾でも掴まされたかのように、震えながら手のひらを開けると、そこには大きな粒のダイヤモンドの指輪があった。

「これ、本物?」

途端に恐ろしくなった。

薬指の太さと同じくらいの大きさの長方形ダイヤモンドとそれを取り囲むダイヤモンドの豪華な指輪。

何かの犯罪に巻き込まれたと判断し、身ぶるいした。

どうしよう?

ホテル入り口のフロントへ落し物として届けることが無難な対応に思えてきた。

イベント会場で拾いました、で構わないのでは?

 レジを一端閉めて、ウエストポーチにお金を入れて、商品を布で覆い、決意してホテルのフロントへ向かう。
 
 拾った場所はホテルの入り口でいいかしら?いいえ、入り口は今日、通っていない。

 やはり、イベント会場で拾ったことにしよう。

 なるべく無難に済ませたい。

 ここがイギリスならば真実を話すだろう。

 異国の地、アル・ファールド国でわたしの言い分が通用するのか、自信はない。

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