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タマラのロマンス小説

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 海運王の娘 16 海運王の娘 18
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海運王の娘~サン・テロス公国物語外伝1~

海運王の娘 17 

 
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***

 朝、早く目覚めるとダンデライオンの掃除をした。職場に宿泊なんてしてはいけないが、メロディは事情があるに違いないと承諾してくれた。

 いつものように乾燥機から制服を取り出して着替えると、髪の毛を三つ編みにして、名札を付けて眼鏡をかけた。

 観葉植物には水やりをして、棚のほこりは、はたきをして、床にはモップもかけたので、サロンが輝いている。

 さわやかな朝なのに、外は何やら騒がしい。メロディの険しい声が聞こえ、暴漢にでも襲われているのではと疑い、はたきを握りしめてそっと、サロンの入り口を開けた。

「アフロディテ!ここに居たのか?」

 はたきを持ったまま抱きしめられると、手際良く眼鏡と三つ編みを留めていた黒いゴムが外された。

「君を一晩中探したよ。ああ、これからは決して途中で立ち去らないでくれ」

「あなた取り込み中だったでしょう?ダフネと」

「ダフネには期待を持たせて悪かったが、ダフネに気持ちはない。ダフネの才能を応援し、スポンサーになっていたことが、いつか恋人になると勘違いされていた」

「あなたは優しいから、そう思われるのよ」

「聞いてくれ、アフロディテ。僕は嘘の理由で君に結婚を申し込んだ」

「嘘の理由?」

「僕は君を愛している。家同士の結婚であるはずがなかった。改めてお願いする。アフロディテ、僕と愛し合う者同士結婚しよう」

「アレクシス!いつからわたしを愛していたの?」

「最初から。気付くのが遅く、君を悲しませてしまった」

 にっこりとほほ笑むアレクシス。まさかアレクシスがわたしを愛しているなんて!はたきは床に落ちて、わたしはアレクシスを抱きしめた。すると、近くから咳をする声が聞こえた。

「オリーブ、その、ダンデライオンには有給休暇があるって知っている?今日から使ったらどうかしら?」

「ありがとう、メロディ」

「有給休暇?」

「ここで働いているのよ。後で詳しく教えてあげる」

 優しくメロディにほほ笑まれると、祝福してくれていると嬉しくなった。わたしとアレクシスが両想いだなんて幸せ。

 アレクシスの車に乗ると、二人で過去の出来事の話をした。

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