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タマラのロマンス小説
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海運王の娘~サン・テロス公国物語外伝1~
海運王の娘 14
「アレクシス・・・」
「二夜も我慢したら、限界だ」
アレクシスの唇が頬に首筋に伝わる。彼に直に触れたくて、タキシードの上衣をめくり、白のカッターシャツ越しに、彼の腰を抱きしめる。わたしの背中のファスナーが外れると、むき出しになった胸を愛撫され、このまま全てを奪って欲しいと望んだ。
ドレスは脱がされ、ハイヒールはこぼれ落ち、四柱式のベッドに押し倒されたわたしは白くて小さなショーツとガータベルト、タイツという姿になった。
アレクシスはタキシードを脱いで、カッターシャツ、ブリーフを脱いでいく。盛り上がった筋肉、広い肩幅、引き締まった腰、長い脚、どれも美しく頬を赤く染めながら魅入った。
「アフロディテ」
「教えてくれる?」
わたしの瞳を覗き込んでいる彼の瞳は欲望で煙って、唇と指先はわたしの肌に吸いつくように胸元から腰に降りてくる。黒くつややかな髪を撫で、彼の広い肩にわたしの爪が食い込むと、このままずっと抱きしめていたいと感じた。
彼に触れられる度に身体は弓なりに反り、声が漏れる。彼の指先がわたしの身体の芯に触れると甘い痛みにうずいた。
「君は処女なのか?」
「未婚だもの、当然でしょう」
信じられないという表情でわたしを見つめている。
「あなたは夫になる人だから、構わないわ」
考え込んでいる彼、わたしはこのまま彼と結ばれたい。彼の背中を抱きしめて、彼の頬、唇にキスをした。
「駄目だ、アフロディテ。結婚式まで待つよ」
アレクシスは頬にキスしたら、さっと立ち上がり隣の部屋まで歩いて行った。
取り残されたわたしは何が起こったのか理解出来なかった。未経験なわたしが気に入らないのではなく、何かが彼を止めた。わたしをみつめていた彼は悲しそうな表情を浮かべていたように感じた。
理由もなく、止められたわたしはシャワーを浴びて、黒のネグリジェを身に付けた。
わたしの何がいけなかったのだろう?
シャワーを浴びたのに身体の火照りは収まらず、隣の部屋にいる彼のことだけが気になる。
三夜共にしてキスしかしないなんて、そんなにわたしは魅力がないのかしら?
アレクシスを愛している。
これ以上自分の気持ちに嘘はつけない。
結婚するけれど、愛していると告げれば困惑するかしら?
結婚するのに片思いだなんて。
どうすればいいのか分からず、一日も早く結婚式が行われるのを待つしかないと結論を出した。
「二夜も我慢したら、限界だ」
アレクシスの唇が頬に首筋に伝わる。彼に直に触れたくて、タキシードの上衣をめくり、白のカッターシャツ越しに、彼の腰を抱きしめる。わたしの背中のファスナーが外れると、むき出しになった胸を愛撫され、このまま全てを奪って欲しいと望んだ。
ドレスは脱がされ、ハイヒールはこぼれ落ち、四柱式のベッドに押し倒されたわたしは白くて小さなショーツとガータベルト、タイツという姿になった。
アレクシスはタキシードを脱いで、カッターシャツ、ブリーフを脱いでいく。盛り上がった筋肉、広い肩幅、引き締まった腰、長い脚、どれも美しく頬を赤く染めながら魅入った。
「アフロディテ」
「教えてくれる?」
わたしの瞳を覗き込んでいる彼の瞳は欲望で煙って、唇と指先はわたしの肌に吸いつくように胸元から腰に降りてくる。黒くつややかな髪を撫で、彼の広い肩にわたしの爪が食い込むと、このままずっと抱きしめていたいと感じた。
彼に触れられる度に身体は弓なりに反り、声が漏れる。彼の指先がわたしの身体の芯に触れると甘い痛みにうずいた。
「君は処女なのか?」
「未婚だもの、当然でしょう」
信じられないという表情でわたしを見つめている。
「あなたは夫になる人だから、構わないわ」
考え込んでいる彼、わたしはこのまま彼と結ばれたい。彼の背中を抱きしめて、彼の頬、唇にキスをした。
「駄目だ、アフロディテ。結婚式まで待つよ」
アレクシスは頬にキスしたら、さっと立ち上がり隣の部屋まで歩いて行った。
取り残されたわたしは何が起こったのか理解出来なかった。未経験なわたしが気に入らないのではなく、何かが彼を止めた。わたしをみつめていた彼は悲しそうな表情を浮かべていたように感じた。
理由もなく、止められたわたしはシャワーを浴びて、黒のネグリジェを身に付けた。
わたしの何がいけなかったのだろう?
シャワーを浴びたのに身体の火照りは収まらず、隣の部屋にいる彼のことだけが気になる。
三夜共にしてキスしかしないなんて、そんなにわたしは魅力がないのかしら?
アレクシスを愛している。
これ以上自分の気持ちに嘘はつけない。
結婚するけれど、愛していると告げれば困惑するかしら?
結婚するのに片思いだなんて。
どうすればいいのか分からず、一日も早く結婚式が行われるのを待つしかないと結論を出した。
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