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タマラのロマンス小説

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 CEOと夢の家 21 ハーモニィ 2013年下半期ロマンスコミック大賞について
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CEOと夢の家  ~シリーズ3~

CEOと夢の家 22

 
 CEOと夢の家 21 ハーモニィ 2013年下半期ロマンスコミック大賞について
「クライブ、どうしてここにいるの?」

「君を追いかけてここに来たんだ。サム、僕が今どんな気持ちでいるか分かるか?」

「分からないわ」

 クライブはサマンサに走り寄り、サマンサの手の甲にうやうやしくキスをした。

「サム、僕が悪かった」

「謝りに来たの?私、謝ってなんて欲しくないわ」

「サム」

 リリーが二人の見つめ合う様を見て、速やかに立ち去り、サマンサは少しやつれた表情のクライブを観察して心配した。それに服装が別れた時と同じような気がする。

「玄関のメモを見なかったの?伝統のために私と結婚する気なら・・」

 クライブはサマンサに駆け寄り、サマンサの肩をぎゅっと抱きしめた。

「伝統なんて関係ない。僕は君を初めて見て一目で君を愛した。だけど、君は僕を愛していないのかと思っていた」


「クライブ・・」

「僕は君を愛し、どうしても君を妻にしたくて、ホンギの儀式のことを持ち出したんだ」

「・・私を愛しているって何故、言ってくれなかったの?」

「君は僕に抱かれた理由を、好奇心を満たすためだと言った。嘘だと思ったけど、確信がもてなかったから」

 サマンサはクライブの言葉に愕然とした。私が素直でないのがいけなかったんだわ。

「貴方は愛の歌を歌ってくれていたのね」

 クライブは両手でサマンサの頬を包み、サマンサの青い瞳に告げた。

「僕が君に愛を告げなかったことで君に辛い思いをさせた。君が僕を愛すると同時に悩んでいたことに気付かなかったんだ」

「盗み聞きしていたのね。良くないわ」

「君の本心が知りたかった。君の後を追い、ロトルアに向かったのを知って、君が僕のことを少しでも愛しているのかも知れないという希望を持ったから」

クライブはサマンサの唇にそっと唇を重ねた。

「サム、君は僕にとって誰よりも永遠の愛を誓うのにふさわしい女性だ。愛している。僕と結婚して欲しい」

「ええ、クライブ。私も愛しているわ」

 クライブはサマンサを抱きしめ、耳元で囁いた。

「ああ、サム」

 クライブの永遠を思わせる長いキスを受けたサマンサは、クライブの腕の中でようやく安らぎを得ることが出来た。クライブが私を愛している。そんな幸せなことがあっていいのだろうか?愛の伝説があるロトルア湖の前でプロポーズされた事実も嬉しい。

「サム、これを受け取って欲しい」

 クライブがポケットの中からグリーンストーンのインフィニティー・ループスを取り出し、サマンサのコルのペンダントを外して、インフィニティー・ループスを首にかけた。

 クライブがもう一つ、インフィニティー・ループスをポケットから出してサマンサに渡すと、サマンサはぎこちない手で、クライブにインフィニティー・ループスを首にかけた。

「私、貴方がインフィニティー・ループスをかけてくれることを夢見ていたの」

「インフィニティー・ループスは二人の人間が一つになると言う意味がある。サム、これからずっと僕達は一つだよ」

サマンサは嬉しさのあまりにクライブの背中に手をまわし、クライブを抱きしめた。
   
                ***

 サマンサとクライブはマオリ族の民族衣裳を着てモコイア島の結婚式に臨んだ。ツタネカイとヒネモアの子孫による伝統的な歌と踊りで歓迎されたサマンサは、ユニークで心温まる結婚式に感激した。

 サマンサは民族衣裳の似合う精悍なクライブをますます愛してしまった。クライブはロトルアで再会してから、私を愛しているとずっと告白してくれた。

 マオリの人々のポカレ カレ・アナの合唱の中、クライブとサマンサはマオリの神父の前でコロワイセレモニーという愛の誓いの言葉を交わし、クライブはサマンサに尊敬と、彼女のこれからの人生を彼の愛で包みこむという意味を持つ、愛のケープ(マオリ語でコロワイはケープの意)をかけた。

 サマンサは社長室の写真で見た、憧れの儀式が出来てとても嬉しかった。

 結婚式の最後はホンギの儀式で締めくくられた。クライブはサマンサの両腕を優しく握って、耳元で囁いた。

「僕は君を一目で愛し、三回鼻が触れ合った時、君との結婚を決めたんだ」

 クライブは笑顔でサマンサの鼻に鼻を合わせると、サマンサの鼻先から幸せが広がって行った。
 


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