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タマラのロマンス小説

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 CEOと夢の家 16 CEOと夢の家 18
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CEOと夢の家  ~シリーズ3~

CEOと夢の家 17

 
 CEOと夢の家 16 CEOと夢の家 18
“Pokarekare ana nga wai o Rotorua Whiti atu koe hine marino
ana e “

(ポカレ カレ・アナ*マオリ族の伝承歌、第一章です。)

 クライブの優しい歌声が聴こえ、異国の温かく柔らかい雰囲気の歌が私を包みこむ。この歌がマオリ族の歌だってことが、何故だか良く分かる。それに私の髪を優しく撫でるクライブの手が心地よい。サマンサはクライブの温かい腕の中で目覚めた。

「サム・・初めてだったんだね。言ってくれれば、もっと・・」

「私はもてないと言ったでしょう」

「ああ、サム」

 クライブにぎゅっと抱きしめられたサマンサは、こんなにありがたいと思ってくれるのなら初めてで良かったと感じた。サマンサはクライブに微笑んだ。クライブが私を愛していなくても嬉しい。

「サム、君に婚約指輪を買うよ」

「そんなものいらないわ。私、好奇心に勝てなかったの。男性に抱かれるのってどんな気持ちか知りたくて」

 サマンサは自分の嘘に心を痛めた。クライブを愛し始めていて、クライブ以外の男性には抱かれたくないのに、どうしてこんなつまらない意地を張るのだろう。きっと、私は義務で抱かれたことを知っているからだ。

 偶然、ホンギのプロポーズをされたことになって、プロポーズを受けたことになっているから、クライブは私を抱いた。マオリ族の血をひくことに誇りを持っているクライブは本気で私と結婚するつもりだろう。私は婚約指輪より、インフィニティーループのペンダントの方がよっぽど欲しい。コロワイセレモニーというケープをかける儀式もロマンチックだと思う。あれらのものは結婚式の時に夫に付けてもらうものだ。クライブに心から愛されて身に付けてもらうのが私の夢だが、それは不可能だろう。

「クライブ、帰りましょう。貴方は私の家に来るつもりなの?」

「ああ、そうだよ」

 クライブの肯定の返事を聞いて、ほっとしたサマンサは服を着始めた。服を身につけたサマンサはクライブの腕に自分の腕を絡めた。

 クライブが私を愛してなくても、私はクライブを離さない。

「右の足の爪が直るまでは私の側に居るのね?」

「そんなに短い期間では僕の気がすまないよ」

 クライブがサマンサを抱き寄せて優しくキスをすると、サマンサはときめきと嘘をついた切なさで震えた。

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