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タマラのロマンス小説

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 CEOと夢の家 9 CEOと夢の家 11
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CEOと夢の家  ~シリーズ3~

CEOと夢の家 10

 
 CEOと夢の家 9 CEOと夢の家 11
「サマンサ、恋人が出来たの?」

「クライブ・マーシャルです」

「ああ、君がマーシャル家のクライブ・マーシャルか。僕はジャック・ディーン」

「同じ業界の人間だから、お互いの名前は知っているのね」

 パトリシアが握手と名刺交換をしている二人の様子を眺めてサマンサにそっと語ると、サマンサはここでも自分の恋人だということを否定しないクライブをにらんだ。

「ミスター・ディーン。美しい女性と最近結婚したと聞きましたが、噂以上に美しい妻ですね」

「僕の最愛の妻です」

 ジャックが満面の笑みを浮かべて、クライブに微笑むと、サマンサはやられたと感じた。もうディーン夫婦を味方につけている。悔しいけれどCEOのくせに、普段、営業に行っているだけのことはある。

「サマンサ、とても素敵な恋人ね」

「違うわ!」

 クライブは私の恋人ではない。私自身に交際を求めたこともないし、第一、出会って間もない。しかも私を美しいと言ったその口でパトリシアに美しいと言った。

「失礼するわ」

 サマンサは足早にクライブから離れた。クライブの顔なんて見たくない。今、クライブを一週間ぶりにみて、この前会った時よりもハンサムだと感じてしまった。私は間違いなくクライブのことを意識している。

 どうしてこの感情を止めることが出来ないのだろう。サマンサはどこを歩いたかもわからないまま、人気のないキッチンリフォームのサンプルコーナーに迷い込んだ。

「サム、待って」

 クライブに腕を掴まれたサマンサはクライブを見上げた。

「君に来るように言われて、ミセス・ニューマンズの展示会に来たのに、君はどうして不機嫌なんだ」

「貴方にはわからないわ」

「話してくれないとわからないよ」

 サマンサは心の中で叫んだ。

 貴方が私の心をかき乱すからよ。

「サム、落ち着くんだ」

 落ち着けるわけないじゃない。貴方の発言に嫉妬して、貴方を見ただけで嵐に遭ったような気持ちになるなんて言えないわ。

「離して!」

 サマンサがクライブに掴まれた腕を振り払おうともがいた時に、サマンサの肘にキッチンテーブルの上に置いてあった、ディスプレー用のポップアップトースターが当たって、サマンサの右の足先に勢いよく落ちた。

「痛い・・」

 サマンサが屈みこむ前に、クライブはサマンサを抱き上げた。
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